AUD/JPYとAUD/CADのトラップ系取引

「乗り換えなしでトラリピを継続するには」で、AUD/CADが候補になるとしました。
しかし、AUD/JPYも捨てがたいです。

そこで、この二つの通貨ペアを比較してみます。
過去20年程度の値動きの多くを捉えるトラリピを設定すると仮定します。

以下の条件でトラップ系の取引をするとき、必要な保証金額は以下の通りです。

必要保証金: AUD/JPY: 14,892,000円
AUD/CAD:  60,884CAD(およそ5,800,000円)

***** 条件 *****
トラップ幅: 100pips(100銭)
取引数量: 1トラップごとに10,000通貨
方向: ロングのみ
トラップの範囲: AUD/JPY: 55円~105円 (トラップ51本)
AUD/CAD: 0.76~1.06 (トラップ31本)
ロスカット想定値: AUD/JPY: 54円
AUD/CAD: 0.75
********************

必要な保証金は、AUD/CADはAUD/JPYに比べて40%弱です。
この差は大きいです。

しかし、スワップポイントはAUD/JPYのほうが断然大きいですし、ボラティリティもAUD/JPYのほうが大きいです。
(→ 「ヒストリカル・ボラティリティを比較する」参照) 

AUD/JPYが100円前後にあるとき、この保証金の額を準備してトラップ系の取引をすると、年率10%の利益を得ることができるかどうか、怪しいです。

年率10%以上を確保しようとすると、保証金を減らす必要があるかもしれません。
保証金を減らすことはすなわち、レート下落時に強制清算される可能性が高まることを意味します。

この点、AUD/CADのほうが保証金が少なくて済むものの、高値ではやはりトラリピしづらいです。
大きくレートが下がった後、再び高値まで回復するのにどれだけ時間がかかるのか、あるいはもう回復することはないのか、と不安になるためです。

やはり、少々面倒だったり精神力が必要だとしても、通貨ペアを乗り換えながらトラップ系の取引をするほうが利益率を高くしやすくなるのではないかと思います。