両建てトラリピ検証シリーズの5回目です(全10回)。
今回は、両建てトラリピをしても、今まで考えてきたような厳しい場面が訪れにくい通貨ペアを考えてみます。

厳しい場面とはすなわち、レンジを大きく外れる場面です。
過去の最低値・最高値を更新することがあっても、大きく更新することはなさそうな通貨ペアを探すことになります。

将来もレンジを維持するために必要な経済の基礎的条件をぼんやり考えますと、以下の条件を思いつきました。

通貨ペアを構成する2か国について、
・ 物価上昇率に大きな差がない
・ 両国とも先進国である
・ 財政状況に不安がない

こんなところでしょうか。

これを満たす通貨ペアを考えますと、

・ AUD/NZD
・ AUD/CAD

これらの通貨ペアが候補になると思います。
この二つはM2Jで取引できませんので、正確にはトラリピとは言えず、トラップ系の取引とでも言うべきものです。

スイスフランを含む通貨ペアは候補から外しました。
何らかの経済的ショックがあると、スイスフランが圧倒的に強くなります。
スイスは物価上昇率が低めなので、将来はスイスフラン高の方向にレンジ外となる可能性があると考えました。

なお、AUD/CHFやNZD/CHFなど、スイスフランを含む通貨ペアで両建てする場合は、上記の理由により、高値のショートを積極的に実行できるかも知れません。

上方向にも下方向にも広く両建てのトラップを置く必要がないならば、AUD/CHFやNZD/CHFは候補になるでしょう。


また、円を含む通貨ペアも外しました。
他国に比べて物価上昇率が低いため、また、日本の財政状況について、他の先進国と比較して圧倒的に悪いためです。 
上方向にも下方向にも、レンジを外れる可能性があります。


AUD/NZD、AUD/CADのいずれも、M2Jでトラリピすることができません。
手動トラリピか、MT4でトラップ系トレードをすることになります。 

次回に続きます。 

→ M2Jのトラリピで押さえておくべき3つのメリット

両建てトラリピ検証シリーズ
その1: トラリピしたい通貨ペアの条件  
その2: 両建てトラリピの難題 
その3: リスクを制御した両建てトラリピ 
その4: トラリピでレンジを外れるときの対応 
その5: 両建てトラリピをしても良さそうな通貨ペア 
その6: AUD/NZDのスワップポイントと為替レート 
その7: AUD/CADのスワップポイントと為替レート 
その8: ヒストリカル・ボラティリティを比較する 
その9: EUR/CHFの両建てトラップ系取引  
その10: 両建て取引検証シリーズ:まとめ