両建てトラリピ検証シリーズの4回目です(全10回)。
今回は、「トラリピしたい通貨ペアの条件」で提示したトラリピについて、レンジを外れた場合の対応を考えます。

このため、ロングのみのトラリピの場合の対応を書きますが、両建てへの応用も可能です。


1 レンジを外れるときの対応

両建てでなくロングのみのトラリピでも、為替レートがレンジの外に外れてしまうというリスクは存在します。
そこで、レンジ外になるときの対応を、あらかじめ考えなえればなりません。

(下の絵において、青い四角はトラップを配置している範囲を指します。矢印は、為替レートの動きです。)

(1) レートが上昇してレンジを外れるとき
レンジ上抜け
利益獲得機会はなくなりますが、損はしません。
この場合は、この通貨ペアでのトラリピをあきらめます。
トラリピしたい通貨ペアの条件」で提示した条件に合致する他の通貨ペアを探します。


(2) レートが下落してレンジを外れるとき
こちらのほうが問題です。含み損があるうえに、利益獲得機会はスワップポイントのみになってしまいます。

対応方法1: トラップをどんどん追加する。
下抜けトラップ追加
「トラリピをしたい通貨ペア」のトラリピは、為替レートが比較的低い水準にある通貨ペアで行います。
そこで、過去最低値を割り込んでも余裕があります。
レートが下がれば、トラップも下に追加します。


対応方法2: 高値のトラップを一部清算し、現在のレート周辺にトラップを追加する。
トラップ削除&追加
対応方法1では保証金に限界があると感じる場合、高値のトラップを一部清算して損失を確定します。
そして、その分のトラップを現在のレート周辺に配置します。
トラップの幅も広く取ります。

こうすることで、一部損失を確定してしまうものの、新しいトラップで少しずつ利益を回復します。

この事態に遭遇したくないですが、こういう場合でも対応できるように、事前に考えておくことが必要でしょう。
対応方法2の方法を両建てで使うことも、もちろん可能です。


2 「トラリピをしたい通貨ペア」で提示した条件に当てはまる通貨ペア

トラリピしたい通貨ペアの条件」の条件に該当する通貨ペアがあるかどうかですが、ざっくりと調べたところ、こんなところが候補になるのではないでしょうか。

AUD/CHF
NZD/CHF
CAD/CHF

どれもM2Jでは扱っていません・・・。
手動トラリピか、MT4を使うことになるでしょう。  

次回に続きます。 

→ M2Jのトラリピで押さえておくべき3つのメリット

両建てトラリピ検証シリーズ
その1: トラリピしたい通貨ペアの条件  
その2: 両建てトラリピの難題 
その3: リスクを制御した両建てトラリピ 
その4: トラリピでレンジを外れるときの対応 
その5: 両建てトラリピをしても良さそうな通貨ペア 
その6: AUD/NZDのスワップポイントと為替レート 
その7: AUD/CADのスワップポイントと為替レート 
その8: ヒストリカル・ボラティリティを比較する 
その9: EUR/CHFの両建てトラップ系取引  
その10: 両建て取引検証シリーズ:まとめ