日銀の政策目標のひとつに、「2年以内に消費者物価上昇率(CPI)の前年比2%上昇」があります。
先日、9月分のCPIが公表されましたので、推移を概観しましょう。

CPI

総合指数(青線)を見ますと、2008年にエネルギー価格高騰を反映して上昇、リーマンショックで急落。
その後、趨勢としては上昇傾向にあることが読み取れます。

総合指数は燃料価格や生鮮食料品といった、日本の景気とは関係のないところで価格が大きくブレるデータを含んでいます。
そこで、「食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数」であるコアコアCPIで日本の景気を読むこともあります。

私はコアCPIよりもコアコアCPIを重視する立場ですが、コアコアCPIで見ても物価上昇率がプラスに転じるのは間近だと読めます。最新の9月分データでは、前年同月比±0%でした。

さて、CPI前年比2%目標について、最新データでは前年同月比1.1%の上昇でした。この上昇ペースが仮に持続するならば2%を達成しそうです。
グラフをみると、上昇の角度がとても大きいです。所得もこの角度で増えないと、実質所得は減少してしまいます。