十分な量のロング(買い)を先に建てる両建てについて説明します。

無題
条件:
・過去数十年程度のチャートにおいて、現在値は安値圏にあり、年単位で見れば将来は上昇すると予想している。
・プラスのスワップポイントである。
・年単位では安値圏であるものの、日・時間・分単位では売りでトレードをしたい状況である。

トレード方法:
・過去最低値まで下落しても保証金が耐えられるだけの数量でロングを建てます。
・ロングの数量を上限として、自由にショート(売り)でトレードします。

意図:
トレードしようとしている人は、何らかの理由で下落を予測し、売りたいと考えています。
一方、超長期(過去数十年)で見れば、現在は安値圏にあるため、長期で考えれば上昇するだろうとも予想しています。そこで、両建てです。 

1 トレードが成功する場合(その1)
 自由にショートでトレードしてください。ショートが成功したとき、利益になります。

2 トレードが成功する場合(その2)
 ショートしたポジションで利益を得られずにレートが上昇する場合、そのポジションは含み損を抱えます。
 しかし、先に十分な量のロングを建てており、これは含み益になります。
 (ショートの数量) < (ロングの数量) ですから、上昇すればするほど、含み益が増えます。

 ショートのトレードは失敗しているのに、合計では利益が増えています。
 ロングの数量をショートの数量よりも多くなるようにしてください。

3 トレードが成功する場合(その3)
 (ショートの数量) < (ロングの数量) ですから、スワップポイントで利益を確保できます。

こうして考えると、ショートを建てた後に下落しても上昇しても利益になるという、素晴らしい状況になります。

欠点:
このトレード方法にも欠点はあります。

・ロングを建てたときのレートよりも低いレートでショートを数多く建てた後で、為替レートが上昇するとき。このときは、レートが上昇すると含み損となる場合があります。
できれば、ロングを建てたレートよりも上でショートをします。しかし、あまり神経質にならなくても良いでしょう。

・過去最安値を超えてさらに安値圏へ下落し続けてしまう場合、売りのポジションは清算済みですが買いのポジションは持ち続けていますので、含み損が膨らんでしまいます。
(過去数十年の安値圏で買っているのですから、含み損はある程度限定的だろうと予想しますが、保証金の額に十分に注意を払う必要があります。)

別の記事でAUD/CHFを使って実践例を書いてみましょう。