FXゆったりトレード派

のんびりFXトレードすることを目指すブログです。

2014年02月

トレードで稼げるようになる近道

無題雑誌、ウェブサイトなど、FXに限らず色々なトレード方法が紹介されています。
誰もが儲かる方法というのがあれば良いのですが、残念ながらそれは存在しないようです。

では、天才的に儲けられる人は別として、普通の人が継続的に儲けられるようになる近道は何でしょうか。

☆ 継続的に稼げる人に、直接教えてもらう

これが最短だと思います。


おそらくですが、教えてもらうと、トレード手法は最重要ではないことが分かると思います。
もちろん、トレード方法も大切ですが、それよりも重要だろうことが複数あるのです。

そして、継続的に稼げるようになるまでの期間について、よく分かりませんが、 先生の指導があっても1年~2年は要するのではないでしょうか。

トレードにどうしても不向きな人も存在します。
そういう人は、何年頑張っても儲けられないかもしれません。

独学だと、3年以上かかるのではないでしょうか。
圧倒的多数の人は、一生かかっても継続的に儲けられる状況になりません。


という状況なので、授業料は・・・1年あたり40万円~50万円ならば安いと思います。
勝っている人から教えてもらえるというラッキーな場面に遭遇したならば、授業を受ける価値があるかもしれません。

しかし、「お金を払うんだから、勝てるようにしろよ」という姿勢の人は、何百万円払っても勝てないと思います。

→ どうしても勝てない人の特徴
→ 損する人が大勢いる理由
→ FXで負ける理由(教育編)

両建て取引検証シリーズ:まとめ

トラリピ検証シリーズの最終回です(全10回)。
今までのまとめを簡単に書きます。


1. トラップ範囲の狭い両建てトラリピは中級者以上に適するのではないでしょうか。

2. トラップ範囲が広い両建てトラリピだと、その広いレンジを外れるときの対応が難しいです。

3. 高いレートでロングを建てない、低いレートでショートを建てない、ショートの本数を限定する。
   こうすることで、マイナススワップやレンジ外の問題が軽減します。

4.  両建てトラップ系の取引の候補として、AUD/NZDとAUD/CADを挙げました。
   AUD/CHFなど、スイスフランを含む通貨ペアも候補になります。

5. AUD/NZDの両建ては、マイナススワップへの警戒が必要です。
   ボラティリティが低めです。
   3,000pips程度の広さのトラップで、過去の値動きの多くを捉えることができます。

6. AUD/CADの両建ては、AUD/NZDに比べてマイナススワップの問題が小さいでしょう。
   ボラティリティが低めです。
   3,000pips程度の広さのトラップで、過去の値動きの多くを捉えることができます。

7. EUR/CHFもいいかもしれない。 


・・・と、今までいろいろ書いてきました。

印象としては、トラップ範囲の広い両建てトラリピで稼ぐには、今まで書いてきた内容に加えてもう少し工夫が必要だ、という感じです。

トラップの幅や配置、利益の幅など、まだ検討すべき内容が残されています。


では、私は両建てトラリピをするのでしょうか。

ロングだけのトラリピのほうが楽なので、基本的にはやりません。
ゆったりトレード派の私には、のんびりできるロングのみが適しているようです。

しかし、AUD/JPYで5円~10円幅の両建てに挑戦する可能性はあるかな、という感じです。

**********

今回で、両建てトラリピ検証シリーズを終了します。
長い記事でしたが、お付き合いいただきましてありがとうございます。

両建てトラップ系の取引候補としてAUD/NZD、AUD/CAD、EUR/CHFを例にして検討しましたが、この通貨ペアで取引すれば必ず儲かるというわけではありません。
ご自身の判断と責任において、慎重に取引をお願いします。

また、気が付いたことがありましたら、今後も随時記事に書いていこうと思います。

ご意見・ご感想をお待ちしています。
一人で考えて一人で書いているブログです。抜け・誤りなどがいくつもあるかもしれません。

今後ともご愛顧のほど、よろしくお願いします。 

→ M2Jのトラリピで押さえておくべき3つのメリット

両建てトラリピ検証シリーズ
その1: トラリピしたい通貨ペアの条件  
その2: 両建てトラリピの難題 
その3: リスクを制御した両建てトラリピ 
その4: トラリピでレンジを外れるときの対応 
その5: 両建てトラリピをしても良さそうな通貨ペア 
その6: AUD/NZDのスワップポイントと為替レート 
その7: AUD/CADのスワップポイントと為替レート 
その8: ヒストリカル・ボラティリティを比較する 
その9: EUR/CHFの両建てトラップ系取引  
その10: 両建て取引検証シリーズ:まとめ
 

EUR/CHFの両建てトラップ系取引

両建てトラリピ検証シリーズの9回目です(全10回)。
この検証シリーズにおいて、重要な通貨ペアを失念していました。

EUR/CHF(ユーロ/スイスフラン)

これです。

2011年、スイスフランが大暴騰しました。
そこで、スイスは、EUR/CHFが1.20を下回らないように無制限に介入することを宣言しました。

その結果、2012年以降、1回だけ瞬間的に1.20を下回ったことがありますが、それ以外は下回ったことがありません。

1.20~1.27あたりをウロウロしているEUR/CHFは、両建てトラップ系の取引にうってつけの通貨ペアかもしれません。

そこで、AUD/NZDやAUD/CADと同じように検証してみましょう。
eurchf2011-
EUR/CHFの2011年1月~2014年2月までのチャートです。

2011年夏にスイスフランが急激に強くなっています。
その後、EUR/CHF=1.2の制限が付きました。

よって、2011年10月以降の部分だけ検討しましょう。
ecb-chf
上のチャートはEUR/CHFの推移、下のグラフはECB(欧州中央銀行)とスイスの政策金利推移です。

スイスの政策金利は0%に張り付いているので、ECBとスイスの金利差(=スワップポイントに近い)は、ECBの政策金利と同じということになります。

このグラフでは、現在のスワップポイントがプラスになっていますが、その値はとても小さいです。
このため、実際の取引では、ロングもショートもマイナススワップになっているかもしれません。

しかし、1.20~1.27の700pipsの範囲で安定的に動くEUR/CHFは魅力的かもしれません。
次に、ヒストリカル・ボラティリティを計測します。

2012年 2013年
EUR/CHF 1.63% 4.33%

ボラティリティがとても小さいです。
今まで検証してきた他の通貨ペアと比較してみましょう。

2012年 2013年
AUD/NZD 5.15 7.00%
AUD/CAD  6.15 8.19%
USD/JPY 7.61 11.92%
AUD/JPY 11.84 12.64

どうでしょうか。
金利差
AUD/NZDやAUD/CADでもボラティリティが少し小さいなあ、という感じでした。
EUR/CHFはさらに大幅に小さいです。

実際のところ、1日の値動きが数十pipsしかないということも珍しくありません。

このため、この通貨ペアで両建て取引をする場合は、トラップの幅を5pips~10pipsくらいの狭い幅にしなければならないかもしれません。


両建てトラリピ検証シリーズ
その1: トラリピしたい通貨ペアの条件  
その2: 両建てトラリピの難題 
その3: リスクを制御した両建てトラリピ 
その4: トラリピでレンジを外れるときの対応 
その5: 両建てトラリピをしても良さそうな通貨ペア 
その6: AUD/NZDのスワップポイントと為替レート 
その7: AUD/CADのスワップポイントと為替レート 
その8: ヒストリカル・ボラティリティを比較する 
その9: EUR/CHFの両建てトラップ系取引  
その10: 両建て取引検証シリーズ:まとめ
 

ヒストリカル・ボラティリティを比較する

両建てトラリピ検証シリーズの8回目です(全10回)。
今回の両建て検討シリーズでは、両建てのトラップ系の取引をしてもいいかなという通貨ペアの候補として、以下の二つを挙げました。

AUD/NZD
AUD/CAD

為替レートとスワップポイントの関係について、すでに確認しました。
今回は、ボラティリティ(=価格変動率)を確認しましょう。

これらの通貨ペアのボラティリティは十分な大きさでしょうか。 
為替レートがあまり動かない通貨ペアだったら、トラップ系の取引に向きません。 

そこで、ヒストリカル・ボラティリティを計測します。 
この数字が大きいほど、価格の動きが大きい、すなわち、トラップ系の取引に向く通貨ペアだということになります。 


両通貨ペアのヒストリカル・ボラティリティは以下の通りです。

2012年 2013年
AUD/NZD 5.15 7.00%
AUD/CAD  6.15 8.19%

過去2年間においては、AUD/CADのヒストリカル・ボラティリティのほうが大きいという結果が出ました。
参考までに、同期間におけるUSD/JPYとAUD/JPYのヒストリカル・ボラティリティは以下の通りです。

2012年 2013年
USD/JPY 7.61 11.92%
AUD/JPY 11.84 12.64

ヒストリカル・ボラティリティ
いかがでしょうか。

AUD/NZDとAUD/CADのヒストリカル・ボラティリティは、USD/JPYやAUD/JPYよりも小さいことが分かります。
しかし、両建てで取引すれば利益獲得機会は2倍になり得ます。
よって、USD/JPYやAUD/JPYのロングトラリピよりは高い利益を見込めるかもしれません。 


では、USD/JPYとAUD/JPYで両建てトラリピすれば良いのでは?という疑問が出るかもしれません。

USD/JPYの過去最低値は75円台として、トラリピの上限をどのレートに置けばよいでしょうか? 
AUD/JPYの場合は、55円台~105円台に指値を置くとして、その範囲は50円にも及びます。


5円~10円程度のボックス圏を読むことができるトレーダーでしたら、AUD/JPYを選択して狭い範囲の両建てトラリピをすることになるでしょう。

AUD/NZDやAUD/CADは、3,000pips(30円)相当の範囲で過去20年間の値動きのほとんどを捉えることができます。
この利点はとても大きいと思います。 

次回に続きます。


両建てトラリピ検証シリーズ
その1: トラリピしたい通貨ペアの条件  
その2: 両建てトラリピの難題 
その3: リスクを制御した両建てトラリピ 
その4: トラリピでレンジを外れるときの対応 
その5: 両建てトラリピをしても良さそうな通貨ペア 
その6: AUD/NZDのスワップポイントと為替レート 
その7: AUD/CADのスワップポイントと為替レート 
その8: ヒストリカル・ボラティリティを比較する 
その9: EUR/CHFの両建てトラップ系取引  
その10: 両建て取引検証シリーズ:まとめ
 
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AUD/CADのスワップポイントと為替レート

両建てトラリピ検証シリーズの7回目です(全10回)。
前回のAUD/NZDと同様に、AUD/CADについても確認しましょう。

上側のグラフはAUD/CADのレート推移、下側のグラフは豪州とカナダの政策金利です。
「AUD-CAD」の黒い線は、「豪州政策金利-カナダ政策金利」で、スワップポイントに近いでしょう。
(画面をクリックすると、鮮明にご覧いただけます)

audcad及び政策金利

気が付くのは、1995年から2014年までのほとんどの期間、スワップポイント(= 豪州政策金利-カナダ政策金利)がプラスだったということです。
マイナスになったのは、1995年と1998年のわずかな期間のみです。 

スワップポイントと為替レート推移の関係については、見た目で相関があると判断することは難しそうです。
局地的に見れば、スワップポイントが下がるとき為替レートも下がり、スワップポイントが上がるとき為替レートも上がる、そんな関係が見えます。 

一応、相関係数を計算してみました。
スワップポイントとAUD/CADレートの相関係数は0.2388でした。
両者の動きに全く関係がないとは言えませんが、その関係は薄いと言えるでしょう。 

この事実は、両建てトラップ系の取引を考えるにあたって有利に働くかもしれません。

AUD/NZDはスワップポイントがマイナスになる可能性を強く意識しなければなりませんでした。
AUD/CADはそれに比べれば、取り組みやすいのではないでしょうか。

また、過去20年くらいの最高値と最安値の差は3,000pips(30円相当)くらいしかありません。
このため、AUD/CADは両建てトラップ系で取り組みやすい通貨ペアと言えるのではないでしょうか。 

次回に続きます。 


両建てトラリピ検証シリーズ
その1: トラリピしたい通貨ペアの条件  
その2: 両建てトラリピの難題 
その3: リスクを制御した両建てトラリピ 
その4: トラリピでレンジを外れるときの対応 
その5: 両建てトラリピをしても良さそうな通貨ペア 
その6: AUD/NZDのスワップポイントと為替レート 
その7: AUD/CADのスワップポイントと為替レート 
その8: ヒストリカル・ボラティリティを比較する 
その9: EUR/CHFの両建てトラップ系取引  
その10: 両建て取引検証シリーズ:まとめ

AUD/NZDのスワップポイントと為替レート

両建てトラリピ検証シリーズの6回目です(全10回)。

両建てトラリピをしても良さそうな通貨ペア」にて、AUD/NZDとAUD/CADが候補になると考えました。

今回は、AUD/NZDのスワップポイントと為替レートの推移を考えます。
両建てのときのスワップポイントはプラスを期待できるのでしょうか。
それとも、マイナスを覚悟しなければならないのでしょうか。

なお、スワップポイントについて、業者ごとに異なりますし、過去の数字を確認する方法がありません。
そこで、政策金利の差をスワップポイントとみなして、その推移を把握します。

**********

下の2つのチャートとグラフをご覧ください。エクセルで作成しました。
(画面をクリックすると、鮮明にご覧いただけます)

上側のチャートは、AUD/NZDの1995年1月から2014年1月までの推移です。

そして、下は政策金利の推移とその差のグラフです。
ニュージーランドが現在の政策金利(Official Cash Rate)を導入したのは1999年3月ですので、グラフもそれ以降の数字になっています。

「豪州-ニュージーランド」の黒線は、豪州の政策金利からニュージーランドの政策金利を引いた値を示します。
AUD/NZDのスワップポイントに近いでしょう。
audnzd及び政策金利


2つのグラフを比較すると、何が言えるでしょうか。

「豪州-ニュージーランド」の値、すなわちスワップポイントが下がるとき、AUD/NZDも下落するように見えます。
また、スワップポイントが上がるとき、AUD/NZDも上昇するように見えます。

予想通りと言いますか、ごく普通の結果になりました。

AUD/NZDのトラップ系の取引で、ショートよりもロングの数量が多くなる時は、為替レートが低いときです。
そして、為替レートが低いときは、スワップポイントがマイナスです。

すなわち、スワップ損が毎日積み重なるのです。

逆の関係も成り立ちそうです。
すなわち、AUD/NZDのレートが高いとき、ロングよりもショートの数量が多くなりますが、スワップポイントがプラスになっています。
よって、スワップ損が毎日積み重なります。

もちろん、これをもって、両建てをするとスワップポイントが毎日マイナスになるということではありません。
しかし、マイナスになる可能性が低くないということが分かります。

スワップ損はじわじわと効いてきます。
ロングとショートの配置を工夫しなければならないでしょう。

そうはいっても、過去20年くらいの最高値と最安値の差は3,000pips(30円相当)くらいしかありません。AUD/NZDは両建てトラップ系の取引で取り組むのに適した通貨と言えるかもしれません。

次回、AUD/CADも同様に確認しましょう。 


両建てトラリピ検証シリーズ
その1: トラリピしたい通貨ペアの条件  
その2: 両建てトラリピの難題 
その3: リスクを制御した両建てトラリピ 
その4: トラリピでレンジを外れるときの対応 
その5: 両建てトラリピをしても良さそうな通貨ペア 
その6: AUD/NZDのスワップポイントと為替レート 
その7: AUD/CADのスワップポイントと為替レート 
その8: ヒストリカル・ボラティリティを比較する 
その9: EUR/CHFの両建てトラップ系取引  
その10: 両建て取引検証シリーズ:まとめ 

両建てトラリピをしても良さそうな通貨ペア

両建てトラリピ検証シリーズの5回目です(全10回)。
今回は、両建てトラリピをしても、今まで考えてきたような厳しい場面が訪れにくい通貨ペアを考えてみます。

厳しい場面とはすなわち、レンジを大きく外れる場面です。
過去の最低値・最高値を更新することがあっても、大きく更新することはなさそうな通貨ペアを探すことになります。

将来もレンジを維持するために必要な経済の基礎的条件をぼんやり考えますと、以下の条件を思いつきました。

通貨ペアを構成する2か国について、
・ 物価上昇率に大きな差がない
・ 両国とも先進国である
・ 財政状況に不安がない

こんなところでしょうか。

これを満たす通貨ペアを考えますと、

・ AUD/NZD
・ AUD/CAD

これらの通貨ペアが候補になると思います。
この二つはM2Jで取引できませんので、正確にはトラリピとは言えず、トラップ系の取引とでも言うべきものです。

スイスフランを含む通貨ペアは候補から外しました。
何らかの経済的ショックがあると、スイスフランが圧倒的に強くなります。
スイスは物価上昇率が低めなので、将来はスイスフラン高の方向にレンジ外となる可能性があると考えました。

なお、AUD/CHFやNZD/CHFなど、スイスフランを含む通貨ペアで両建てする場合は、上記の理由により、高値のショートを積極的に実行できるかも知れません。

上方向にも下方向にも広く両建てのトラップを置く必要がないならば、AUD/CHFやNZD/CHFは候補になるでしょう。


また、円を含む通貨ペアも外しました。
他国に比べて物価上昇率が低いため、また、日本の財政状況について、他の先進国と比較して圧倒的に悪いためです。 
上方向にも下方向にも、レンジを外れる可能性があります。


AUD/NZD、AUD/CADのいずれも、M2Jでトラリピすることができません。
手動トラリピか、MT4でトラップ系トレードをすることになります。 

次回に続きます。 

→ M2Jのトラリピで押さえておくべき3つのメリット

両建てトラリピ検証シリーズ
その1: トラリピしたい通貨ペアの条件  
その2: 両建てトラリピの難題 
その3: リスクを制御した両建てトラリピ 
その4: トラリピでレンジを外れるときの対応 
その5: 両建てトラリピをしても良さそうな通貨ペア 
その6: AUD/NZDのスワップポイントと為替レート 
その7: AUD/CADのスワップポイントと為替レート 
その8: ヒストリカル・ボラティリティを比較する 
その9: EUR/CHFの両建てトラップ系取引  
その10: 両建て取引検証シリーズ:まとめ


トラリピでレンジを外れるときの対応

両建てトラリピ検証シリーズの4回目です(全10回)。
今回は、「トラリピしたい通貨ペアの条件」で提示したトラリピについて、レンジを外れた場合の対応を考えます。

このため、ロングのみのトラリピの場合の対応を書きますが、両建てへの応用も可能です。


1 レンジを外れるときの対応

両建てでなくロングのみのトラリピでも、為替レートがレンジの外に外れてしまうというリスクは存在します。
そこで、レンジ外になるときの対応を、あらかじめ考えなえればなりません。

(下の絵において、青い四角はトラップを配置している範囲を指します。矢印は、為替レートの動きです。)

(1) レートが上昇してレンジを外れるとき
レンジ上抜け
利益獲得機会はなくなりますが、損はしません。
この場合は、この通貨ペアでのトラリピをあきらめます。
トラリピしたい通貨ペアの条件」で提示した条件に合致する他の通貨ペアを探します。


(2) レートが下落してレンジを外れるとき
こちらのほうが問題です。含み損があるうえに、利益獲得機会はスワップポイントのみになってしまいます。

対応方法1: トラップをどんどん追加する。
下抜けトラップ追加
「トラリピをしたい通貨ペア」のトラリピは、為替レートが比較的低い水準にある通貨ペアで行います。
そこで、過去最低値を割り込んでも余裕があります。
レートが下がれば、トラップも下に追加します。


対応方法2: 高値のトラップを一部清算し、現在のレート周辺にトラップを追加する。
トラップ削除&追加
対応方法1では保証金に限界があると感じる場合、高値のトラップを一部清算して損失を確定します。
そして、その分のトラップを現在のレート周辺に配置します。
トラップの幅も広く取ります。

こうすることで、一部損失を確定してしまうものの、新しいトラップで少しずつ利益を回復します。

この事態に遭遇したくないですが、こういう場合でも対応できるように、事前に考えておくことが必要でしょう。
対応方法2の方法を両建てで使うことも、もちろん可能です。


2 「トラリピをしたい通貨ペア」で提示した条件に当てはまる通貨ペア

トラリピしたい通貨ペアの条件」の条件に該当する通貨ペアがあるかどうかですが、ざっくりと調べたところ、こんなところが候補になるのではないでしょうか。

AUD/CHF
NZD/CHF
CAD/CHF

どれもM2Jでは扱っていません・・・。
手動トラリピか、MT4を使うことになるでしょう。  

次回に続きます。 

→ M2Jのトラリピで押さえておくべき3つのメリット

両建てトラリピ検証シリーズ
その1: トラリピしたい通貨ペアの条件  
その2: 両建てトラリピの難題 
その3: リスクを制御した両建てトラリピ 
その4: トラリピでレンジを外れるときの対応 
その5: 両建てトラリピをしても良さそうな通貨ペア 
その6: AUD/NZDのスワップポイントと為替レート 
その7: AUD/CADのスワップポイントと為替レート 
その8: ヒストリカル・ボラティリティを比較する 
その9: EUR/CHFの両建てトラップ系取引  
その10: 両建て取引検証シリーズ:まとめ

リスクを制御した両建てトラリピ

両建てトラリピ検証シリーズの3回目です(全10回)。
このシリーズは毎回長い記事となってしまい、すみません。

今回は、「両建てトラリピの難題」で考察した問題点の解決策を探ります。

AUD/JPYを題材にして考えます。
長期で考えると、AUD/JPYの高値は105円、安値は55円、平均値は80円くらいです。

5円といった狭い幅でのトラリピは、前回みたとおり、チャートを適切に読むことができる中級者以上向けの方法だと思います。
よって、考察の対象から外します。

このシリーズでは、トラップの範囲を可能な限り広く取る場合を考えます。


**********
1 ショートの数量を減らす
無題
ロングの数量に比べて、ショートを少なくするという方法です。

ショートを少なくしても、為替レートが105円→55円→105円と動くとき、ショートが多数残ります。 
105円→55円→105円でなくても構いません。高値→安値→高値と動けば、ショートのみが残ります。

毎日のスワップ損が大きくなるとともに、レンジを外れた場合の損失が大きくなります。

ただし、ショートの数量を十分に少なくすれば、スワップ損やレンジを外れた際の清算損は限定的となりますので、この方法を採用することを検討できるでしょう。


**********
2  高値でロングを建てない、安値でショートを建てない
無題
この方法は、レンジを外れた時の損失を減らす方法です。 

AUD/JPY=110円でショートを全て清算するとき、50円台や60円台のショートポジションがないならば、清算した時の損が限定的になります。

55円~80円はロングのみ、80円~105円はショートのみにすると、レンジを外れた時の損失を制御しつつ、いつでもトラリピで利益を狙えます。

ただし、レートが上がっても下がっても利益を得られるという状態ではなくなりますので、魅力という点では今一つかもしれません。 

このため、ロングとショートが混在する部分を作りつつ、高値でロングを建てず、安値でショートを建てないという方法を採用することになるのではないでしょうか。

この方法の場合、為替レートが高値にあるときのスワップポイントはマイナスですが、リピートで得られる利益で何とかしのげるのではないかと思います。


**********
上記の1と2を組み合わせる方法もあるでしょう。 

私としては、両建てのトラリピは管理するのが厄介だという印象がぬぐえません。
「トラリピをしたい通貨ペア」で列挙した条件に合致する通貨ペアで、ロングのみの運用をするほうが楽です。

ただし、M2Jが提供している通貨ペアで、その条件を満たすものはないかもしれません。
その場合は、手動でトラリピをするか、MT4でプログラムを構築することになるでしょう。 

次回に続きます。 

→ M2Jのトラリピで押さえておくべき3つのメリット

両建てトラリピ検証シリーズ
その1: トラリピしたい通貨ペアの条件  
その2: 両建てトラリピの難題 
その3: リスクを制御した両建てトラリピ 
その4: トラリピでレンジを外れるときの対応 
その5: 両建てトラリピをしても良さそうな通貨ペア 
その6: AUD/NZDのスワップポイントと為替レート 
その7: AUD/CADのスワップポイントと為替レート 
その8: ヒストリカル・ボラティリティを比較する 
その9: EUR/CHFの両建てトラップ系取引  
その10: 両建て取引検証シリーズ:まとめ 

両建てトラリピの難題

(最終更新日:2015年5月27日)

両建てトラリピ検証シリーズの2回目です(全10回)。今回は、両建てトラリピの課題を考えてみます。

欠点や課題がないトレード方法があれば良いのですが、残念ながら欠点のないトレード方法はないようです。

実際にトレードするかどうかの判断は、メリットとデメリットを確認してからにしましょう。

<メリット>
1 ロング(買い)とショート(売り)の両方の証拠金を準備する必要がなく、片方のみでよい(max方式の場合)。
2 為替レートの下落・上昇いずれでも利益を狙える。

<デメリット>
3 日々のスワップポイントがマイナスになりうる。
4 トラップのレンジを外れた場合の対応が難しい。

この中で、最も難題と思うのは4です。


**********
<レンジが狭いとき>
AUDJPYトラリピ2

レンジが狭ければ、あまり困難はないかもしれません。

例えば、為替レートが5円幅のボックス相場にあると判断する場合、その5円の間にロングのみのトラリピでなく、ショートのトラリピも入れれば、利益獲得機会は2倍となるでしょう。

為替レートがボックス相場を外れれば、ポジションを全て決済することになります。レートがボックス相場を外れる前に、いかにリピート回数を増やすか。これが勝敗を分ける鍵です。

・・・しかし、あまり困難はないと言っても、為替がボックス相場にあるという判断をしなければなりません。

為替がボックス相場である、今後もしばらくボックス相場であり続ける。この二つの判断が適切にできる能力があるならば、裁量トレードでも良好な成績を収めることができるのではないでしょうか。

トラリピが多くの人に受け入れられている理由の一つは、予想しない、または、予想できなくても良い、ということだと思います。レンジが狭い両建てトラリピは、少々難易度が高いと思います。

逆に言えば、これらの判断ができる人にとっては、両建てトラリピはとても有効なトレード手法だといえるでしょう。

結論: トラップ範囲の狭い両建てトラリピは、中級以上のトレーダー向けでしょう。


**********
<レンジが広いとき>
AUDJPYトラリピ

では、レンジがが広い場合はどうでしょうか。

例えば、AUD/JPY。過去20年以上の長期チャートを見ると、55円~105円のボックス相場と考えることができます。

55円~105円の間に、ロングとショートのトラリピを配置します。
何年か取引を継続し、その間に105円→55円→105円と動いたとします。

すると、ロングのポジションはなし、ショートのポジションは多数となります。為替レートの変動でリピートできるとはいえ、日々のマイナスのスワップポイントが無視できない大きさになるでしょう。 

毎日のリピートでマイナスのスワップポイント分を埋め合わせられるかどうか。 

そして、ボックス相場を離れたとします。例えば、110円になったとします。レンジを離れたので決済することになりますが、50円台や60円台で建てたポジションの損失が大きくなります。

はたして、決済した後に利益が残るでしょうか。

レンジを離れても決済しないという選択肢もあるでしょう。すると、レンジを離れてレートが上昇するとき、生きた心地がしないかも知れません。 

110円、115円、120円・・・と上昇するとき、強制ロスカットを待つ心境というのは、どんな感じでしょうか。
相場の世界ですから、AUD/JPYが110円を超えることはない、と言い切ることは難しいでしょう。

**********
トラリピの利点の一つは、設定後は放っておいて良いということです。
しかし、両建てトラリピの場合で、マイナススワップが積み重なる側のレンジの端に為替レートがあるとき(AUD/JPYならば100円~105円あたり)、放っておけばよいという精神状態でいられるでしょうか。

次回は、これらの困難を回避する方法があるかどうかを考えます。 

→ M2Jのトラリピで押さえておくべき3つのメリット

両建てトラリピ検証シリーズ
その1: トラリピしたい通貨ペアの条件  
その2: 両建てトラリピの難題 
その3: リスクを制御した両建てトラリピ 
その4: トラリピでレンジを外れるときの対応 
その5: 両建てトラリピをしても良さそうな通貨ペア 
その6: AUD/NZDのスワップポイントと為替レート 
その7: AUD/CADのスワップポイントと為替レート 
その8: ヒストリカル・ボラティリティを比較する 
その9: EUR/CHFの両建てトラップ系取引  
その10: 両建て取引検証シリーズ:まとめ

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